Amazon EventBridge のイベント保存と再生が可能になりました。
AWSチームのすずきです。
Amazon EventBridge のアップデートにより、EventBridge のイベント記録と再生が可能になりました。
今回、EventBridge のアーカイブ機能を利用し、過去に発生したイベントで EventBridge のルールが再実行できることを試す機会がありましたので、紹介させていただきます。
設定
アーカイブ
EventBridge の イベントより「アーカイブ」の設定を行いました。
アーカイブの作成
デフォルトのイベントソース、30日間保時する指定としました。
フィルター
フィルタは利用しない設定としました。
東京リージョンでは、アーカイブ対象となるイベント 1GBあたり $0.13 と、ストレージ費用 1GBあたり $0.025の月額費用が発生します。 アーカイブ費用の抑制が望ましい場合は、保存対象とするイベントパターンを明示する事でコスト抑制が可能です。
ルールの確認
アーカイブ設定後、EventBridge のルールが追加された事が確認できます。
アーカイブの詳細
作成したアーカイブの詳細画面では、記録されたイベント数、サイズが確認可能です。
検証準備
GuradDuty
GuradDuty の 結果サンプルをイベントソースとして利用しました。
16時32分に サンプルイベント の作成を行いました。
EventBridge
ルールの追加
イベントパターン "GuardDuty Finding" を Firehose 経由で S3 に保存する設定を追加しました。
再生
EventBridge
GuradDuty の サンプル が記録された16時台を指定して、新しい再生を開始しました。
18時14分からの2分間で再生処理が行われました。
S3
18時17分、S3 へのログ出力が確認できました。
S3 Select
日本時間で16時台(UTC時刻 7:35)に実行した のGuradDuty の 結果、 EventBridge でアーカイブを再生した事で、18時17分に出力されたS3ファイルに記録されている事が確認できました。
まとめ
過去に発生したイベントの再現が可能となった事で、EventBridgeのルール調整や、 連携先の Lambda や 各種SaaS との連携を含めた 動作確認が捗る事が期待できます。
EventBridgeを利用してイベントドリブンな処理を実現する場合には、今回のアップデートをご活用ください。